言葉の移り変わり

人は普段、言葉を使う。言葉は辞書によって意味が定義されているが、あくまでその時代の流れに沿っていると思う。よく言葉を逆の意味で使う人がいるが、それまでの意味を辞書で調べてから使うという人は少なく、言葉というものは会話の中で覚えていくものだろう。よって、逆の意味で使う人に影響され、その感覚が拡散され、やがて逆の意味が主流となる。そうすると最終的には辞書にその意味も掲載される。言葉を間違った使い方をする人がいた際、それを指摘するという行為がある。それは短期的には良いが、先述のような言葉の意味の流動性、可変性を考えると誤用を柔軟に捉えたほうが良いと考えている。今の言葉は昔の誤用から生まれたものも多くあり、今の誤用は将来の言語の色を決めることになる。