チェス自戦譜

[WhiteElo "1132"] 自分
[BlackElo "1174"] 相手

1.e4 e5 2.Nf3 Nc6 3.Bc4 Nd4 4.O-O Nxf3+ 5.Qxf3 Nf6 6.d3 h6 7.Nc3 Bc5 8.Nd5?? d6 9.Nxf6+? Qxf6 10.Qxf6 gxf6 11.Be3 Bxe3 12.fxe3 Be6 13.Bxe6 fxe6 14.Rxf6 Ke7 15.Raf1 Rhf8 16.Rxf8?? Rxf8 17.Rxf8 Kxf8 18.Kf2 Kf7 19.Kf3 Kf6 20.h3 c5 21.c4 a5 22.b3 b6 23.a4 Kg5 24.g3 h5 25.h4+ Kf6 26.g4 hxg4+ 27.Kxg4 Kg6 28.h5+ Kh6 29.Kh4 Kh7 30.Kg5 Kg7  31.h6+ Kh7 32.Kh5 Kg8 33.Kg6 Kh8 34.h7 d5 35.exd5 exd5  36.cxd5 e4 37.d6 (黒投了)

 

8手目悪手、9手目緩手、16手目悪手

 

 

Italian Gameの出だしから相手(黒)がBlackburne Schilling Trapを仕掛けてきた。

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この局面ではe5のポーンがただなのでf3のナイトで取る手が魅力的だ。しかしこれを取ってしまうとトラップに引っかかったことになる。

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もし図のようにポーンを取るとQg5とされ、g2を突破されてしまう。なので実戦では相手にせずO-O(キングサイドキャスリング)で様子を見た。自分もこのトラップで勝利したことがあるが、いざ自分が仕掛けられると一瞬では気が付かなかったのでいい経験だったと思う。

駒を捌き合い終盤に差し掛かった。この時には自分が1ポーン得しており、それを主張する戦い方を目指した。

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この場面であることに気付いた。ポーンが一個多いのを除いたら対称的な形をしている。これは左では相手と同じ形を作り、右側で2ポーンの攻めをすれば勝てると思った。

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この局面では左では対称性を作り、先に動いたほうが悪くなる形に見える。よって右から攻めていく。

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こうなっては相手のキングは動けず、左に手をつけるしかなくなった。その後ポーンの捌き合いが強制的に行われた。

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この局面をもって相手(黒)は投了した。d6のポーンがプロモーションした時点でメイトがある。これを受ける手がないので投了もやむを得ずという感じだ。

 

この対局は自分にしてはうまくいった。序盤のトラップ回避から終盤のポーン得を活かした攻め、得るものが大きいと感じた。

 

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