観る将

将棋の対局観戦が趣味の一つである。むしろ将棋を指すよりもそっちがメインである。観る将としての楽しみを増やすために棋力向上に努めたいとは思っている。

将棋を観るとき当然メインは将棋の内容である。しかしそれ以外の部分も楽しみとして存在する。

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例えばこの画面だけでもさまざまな情報が散りばめられている。

・駒

書体が1文字の駒である。NHK杯も1文字だが書体が異なる。写真の書体は細めの字で歩や王の形が大胆だと思う。1文字で書かれた駒の一般名を知らないが自分は勝手に呼び捨て駒と読んでいる。なぜなら、金将が金と呼び捨てされているからだ。

 

・対局者の手つき

対局者の手つきも人によって異なる。図の久保利明九段の手つきは特徴的だ。手をくいっとしてから指すのが特徴だ。さらに左手で指していることも重要な情報である。対する木村一基九段は達人らしさを思わせる手つきに自分は感じる。

 

・衣装

対局者は基本スーツが着物を着て対局する。このJT杯では着物を着ている。着物は和を思わせるものであり、将棋が日本のゲームであることを再認識できる。自分はネットでやるだけなので、着物を着て、足つきの将棋盤、職人によって丁寧に作られた駒を使って将棋をしている姿が輝かしい。これはプロの特権だなと思ってしまう。

 

ざっくりと観る将的な話をした。これ以外にも楽しみ要素はたくさんあるが、おいおい記事にできたら良いかなと思う。