将棋上達日記#5

実戦で強くなるための方法論を考える。

 

①序盤

序盤は漠然としすぎてわからない。なので先人の知恵を借りる必要がある。定跡と呼ばれるものを覚え相当な力戦にならなければ、最初の10手ほどは絶対に悪くならないようにする。それぞれの定跡の研究が深いほど序盤の作戦勝ちの可能性が上がる。

 

②中盤

定跡でカバーできる範囲を終えたら、後は読みと大局観の勝負だ。一方的な攻めが決まりそうな場合はそれを決行。逆に、一方的に攻め込まれる展開だけは避けたい。このような極端な展開は段位が上がるほど少なくなると思われる。なので、手筋を使いながら相手の形を悪形に導くということをする。ここら辺はアイデア勝負でいろんな実践例や手筋の蓄積が読みを助ける。好形悪形の判断は大局観を磨くしかない。

 

③終盤

寄せ合いにおいては長手数の詰将棋ができる方が読みの精度が上がる。また、凌ぎや詰めろに関しても理解があるといい。互角で終盤を迎えた場合、詰将棋がどれだけ得意かが明暗を分けそうなのでひたすらドリル。

 

④全部を繋げる

序盤中盤終盤の考え方を繋げて1局の将棋になることを目指す。序盤の研究が深いほど、終盤力が高いほど、中盤というわかりにくい局面を体感的に減らせるのでそのようなアプローチが大事だと思う。もし序盤の研究が浅いとすぐに中盤的な頭の使い方を強いられ既に不利だ。