デイリーチェス#2-7

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ビショップをぶつけたのに対してBf4と対応された。読みになかった手でうっかりした。このビショップはd6のポーンを睨んでいるため、悠長にしていればマテリアル差が縮まってしまう。ここでの候補手は①d5 ②Bxf3くらいだろうか。

①18手目黒d5

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この手はポーンを流した手。自分から攻めの方針を定めてはいないため、相手の出方次第で手を決めるといった受けのスタイルだ。手渡しといってもいいのかもしれない。②ではアグレッシブな方針になるのでそれに類似しそうなところはある。

②18手目黒Bxf3

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この手に対してさすがに手抜きはないだろう。ビショップを取り返す手は①gxf3 ②Kxf3の二択だ。

②-①19手目白gxf3

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これに対する応手はなんだろうか。①d5 ②Re2 ③Re6を考えよう。

②-①-①19手目黒d5

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この手の善悪はいかに。相手はこの瞬間やりたい攻めがないように見える。Rd1とポーンを狙う手が第一感だが、d4で問題ないように見える。むしろ手順にナイトを攻めへと参加させられているので都合が良い。相手はこれといった攻めがない場合、ポーンを進めたり、ルークをスライドさせたりするだろう。そうなればこちらはじっくりとピースを好位置に配置していけそうだ。

②-①-②19手目黒Re2

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この手はアグレッシブだ。Rb2やBf2+を含みにしており、d6ポーンは捨ててもいいという勢いだ。この手に対してRe1(ルークはどちらでもよい)は成立しない。なぜならBf2+がキングとルークのフォークになっているからだ。この手に対してはルークでf2を守ったり、手抜いてBxd6とするような展開が想定できる。前者にはd5としておく。Bxd6は実は白が壊滅する筋も紛れており勝負手という感じだ。ポーンを取り合った後はどのように進むのだろう。こちらはキング横のルークが攻めに出たため頓死がこわい。できるときに逃げ道を作りたい。

②-①-③19手目黒Re6

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この手はd6ポーンを守りながら、Rg6+を含みにしている。さらにRae8と縦に重ねる含みもあり、ルークぶつけに対しては手順に右ルークを戦線へと移動させることができる。

②-②19手目白Kxf3

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これに対してはNe5+と繰り出していけば駒の交換とルークの展開を早めることができそうだ。駒を交換し、できればビショップを残してポーン数の差を拡大してプロモーションで勝つという展開があればいいが。

⭐️結論:どちらでもよい。相手のミス狙いという意味で②を採用しよう。②-①に進めばRe6としよう。②-②と進めばNe5+としよう。