評価値

ボードゲームでコンピュータが強くなり始めてから評価値でプロの対局を評価するという考え方が生まれた。トッププロ同士の対局でも評価値的には良くない手とされる手を指されることはたくさんある。よく、評価値が下がるような手を指すと「調子が悪い」と、素人の間でも言われるが自分はそれは違うと思っている。

ここで、評価値=答えと仮定する。答えがある問題を解くという行為は学校とかでよくやってきたが、解けなかった経験は誰しもあるだろう。東大生の超エリートの人が解けなかった問題は一般には超難しい問題ということになる。しかし、その問題は決まった答えがあるので評価値100%だ。それと同じことが言えるのではないか。トッププロでも評価値を下げてしまうようなほど難しい局面ということが言えるだろう。トッププロの指し手は自分のような素人にその局面がどれだけ難しいのかを教えてくれる。これからも、評価値が揺れ動くような難しい局面に対峙するプロの対局を楽しみたいと思った。