将棋上達日記#12

将棋に関する説を述べる。

※あくまで初級者にあてはまりそうなことである

①振り飛車は勝ちやすい

対抗形において振り飛車は勝ちやすいと思う。自分は対抗形で急戦しかやらないので持久戦に関しては後に検討できればよい思っている。

ここでは急戦に関して。居飛車は船囲いから5七銀左と駒組みを発展させるのに対して、振り飛車は美濃囲いが簡単に組める。角成りの玉の近さも振り飛車が有利。居飛車は飛車の打ち込みに弱いためデリケートな捌きが必要だ。そういうわけで初級者レベルだと陣形差を埋められるほどの捌きができなかったり、寄せのスピードが足りなかったりと居飛車を指しこなすは大変だなと感じた。もちろん、プロでは居飛車党が多いし、ソフトでは振り飛車不利と言われたりするが、初級者レベルでは振り飛車が勝ちやすい。

②横歩取りは後手有利？

横歩取りの将棋において、先手が横歩を取った段階で後手は様々な選択肢がある。3三角型空中戦法、3三桂戦法、8五飛戦法、角交換してから4五角戦法、相横歩取り等。これらのうち角交換して4五角戦法または相横歩取りにした場合後手が勝ちやすいのではないか。

角交換後の戦法はどれも激しくはめ手のような展開が多い。先手は横歩取りにする段階でそれらを知っていないとハマる可能性が高い。なので、先手をハメるつもりで片方に戦法を絞って細かく変化を把握すればよい。相手が横歩取りを選んだ時点でこっちペースというわけである。

当然、鬼殺しのようなハメ手も存在する。しかし、横歩取りで後手が嬉しいのは、横歩取りになった瞬間後手に選択肢が多く先手は絞りきれないため膨大な量を勉強する必要があることである。なので初級者レベルだとなんとなしに先手横歩取りをする人を粉砕しやすい。

※あくまで説です