将棋上達日記#23

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角換わり棒銀(先後は逆だが先手が横歩取りを避けて角交換をしたので実質先手の形になっている)の定跡形から現れた新手4五角(符号が逆、今後も逆で言う)。おそらく有効ではない手だが初めて見たので応手がわからなかった。普通はこの場面で1三歩や1六歩だろう。狙いは角筋に銀を打ちたいのだろう。それをおそれて本譜では3六角としたが角交換になり、1九角から馬が作れそうな形になった。本譜では一旦1三歩とあやまってきたため、1九香で一旦その筋は避けられたが、もし実行してきていたら激しい展開になっただろう。

最善の応手はわからないがこういう手が定跡形の変化途中で現れるということを知った。こういう手があることを肝に銘じていきたい。