色#2

ぼうっと生きていると見える景色が殺風景だ。まるで白黒の世界に生きているような感覚である。

顔を動かさず、目だけを動かして周りを見てみよう。そして、出来る限りたくさんの情報を得ようと努力する。そうすると、自分の部屋でも普段意識の外にある物体を再認識することができる。

見えるものからどのような情報を引き出すか。それが、一体何なのか(本とか、紙とか、楽器とか、日用品とか、ゴミとか)、どういう形状をしているか、どういう配置になっているか、どういう色が含まれているか等。

身の回りにあるもので赤色のものを見つけてみよう。次に青色。その次は緑色。そして黄色。そして…こうしてみると、身の回りにはカラフルな世界が広がっていることが再認識できる。何も意識せずに生きていると殺風景だが、意識するだけでそれだけで見える景色が変わる。

個人的な感想だが、カラフルなものを見るとワクワクする。ワクワクできる時間が長いほど楽しい生活になる。色とうまく付き合うことで彩豊かで楽しい生活にしていこうと思った。