将棋上達日記#33

☆レーティングに対する考え方、心構え

将棋ウォーズのレーティングに対する自分なりの考え方や心構えを記す。

レーティングはざっくりと言えば強さだ。沢山の試合を経て導き出された数字は概ね強さを表せていると思っている。

将棋ウォーズには勝てば上がり、負ければ下がる達成率という数字がある。これが100%に達すると上の段位/級位へと昇段/昇級する。逆に0%になれば下がる。昇段/昇級後は20%からスタートしなかなか降段/降級しにくくなっている。これにより昇段/昇級後に棋力が落ちたとしても肩書きを維持しやすい。

このようなケースを考えよう。1級の人が上振れや運の良さで初段になれたとする。平均的な棋力は1級のままだったとする。そうすると必然的に初段の世界では通用しなくなる。初段に上がったときに棋力が向上した感触を得た後に通用しないとすると棋力は元々そこまで上がっていないのに、あたかも大きく下がったような感覚になる。一応初段の肩書きは維持しつつ低達成率が長く続くことになる。

将棋ウォーズのシステムは厳密な棋力の数値化はしてくれない。上記のケースでは数値と実棋力にギャップが生まれる。これを理解した上で取り組まないと気力の維持は難しい。将棋ウォーズの段位/級位や達成率は一喜一憂するためのものに過ぎず(大まかには棋力を示すが)、自分を客観視することで実棋力を知ろうという心構えが必要だと思っている。

自分は二段には上がったものの、良くて棋力は初段だろうくらいに思っていて、二段というのは肩書きを前借りしているようなものだと認識している。なので、まずは棋力が二段になるように積み重ねるしかない。