科学と非科学

自分は理系大学生であり、科学の修行を日々積んでいる。世にある物事全ては物理法則に矛盾しない動きをし、科学的なものが偉いという思考に縛られている。科学的に作られた製品が人々の生活を変えるのも事実である。では本当に科学が偉いのか。それはわからない。

科学者がデータを偽ったところで気付かれない可能性もある。もしそれによって科学的な製品は自分達を簡単に裏切るだろう。科学的と聞くとやけに信憑性があるが、そういうこともある。なぜなら科学をやるのは人間だからだ。世界を支配する法則は裏切らなくても人間は裏切る。だからこそ、科学者は科学に対して誠実であるべきだし、それが科学の価値を高めると思っている。

科学の反対にあるもの非科学。非科学は科学的でないからダメなのか。そうではないと思う。非科学を通じて科学を俯瞰することができるし、人間だからこそ何かにすがりたいものである。というわけで最近は非科学的なものに興味を持つようになった。とはいっても科学的な考えに支配されているので非科学的なものをすぐ科学で評価しようとする。

科学と非科学、両方の物差しを持って道を切り開いて行きたい。そう感じた。